帰化申請 | 初めての人でも2週間で帰化申請をする為の全手順

自分で帰化申請をするときの手順です。

まず、自分の住所を管轄する法務局に電話して、事前相談の予約をします。
国籍の手続きを取り扱う法務局でないと受け付けてくれませんので、注意してください。

電話の際には、帰化申請をしたいので事前相談の予約をお願いします、と伝えてください。
事前相談の日時が決まったら、法務局に行ってください。

事前相談では、両親、兄弟姉妹、配偶者(元配偶者を含む)、子供のことなど質問されますから、簡単で結構ですので、家系図を書いておくと説明しやすいかも知れません。
韓国籍の方などは、通称名だけでなく本国名も把握しておいてください。
そして、可能な限り、自分や家族の戸籍がどのような状態なのか(そもそも韓国に戸籍があったのかどうか、など)調べておいたほうが話がスムーズです。
古いものでも良いので、もし韓国の戸籍などお持ちでしたら持参しておいたほうが良いでしょう。

また、ご自分の職業、生計を一つにしている人(配偶者や親など)の職業なども質問されますから、答えられるようにしておいてください。
例えば、会社経営をなさっている場合は、経営している会社の数、決算期などです。

そうしますと、法務局の担当者から帰化申請の必要書類一覧表が交付されます。
帰化申請の必要書類は、申請者によって異なりますので、担当者の説明をよく聞いてください。
よく分からないときは、理解できるまで説明を受けてください。

必要書類一覧表には、帰化申請をするうえで集めるべき書類がリストアップされていて、そのうち、自分の場合に必要となる書類にチェックやマルがつけられています。

その地方の法務局によって、申請までの手順には若干の違いがあるのですが、大抵は必要書類一覧表にチェックやマルをつけた書類が揃った段階で一度見せに来てほしいと言われると思います。

それでは、速やかに必要書類の収集を始めてください。
必要書類には大きく分けて、日本の市区町村長役場で発行してもらうもの、日本国内にある国籍国の大使館や総領事館で発行してもらうもの(場合によっては国籍国本国から取り寄せるもの)があります。

収集の順番も必要書類の内容に応じて工夫したほうが良いのですが、なかなか判断が難しいでしょうから、比較的取得するのに時間がかかりそうなものから収集を始めてください。
住民票や運転記録証明書は、最後(帰化申請の直前)に取ってください。

二度手間にならないよう、市区町村長役場や総領事館などに行く前に今一度発行してもらう書類を確認しましょう。
出生届書や婚姻届書などの記載事項証明書は届け出を出した市区町村長役場に行って申請してください。
ただし、役場の係員が、請求した届出書を見つけ出すのに時間がかかる場合がありますから、時間に余裕があるときに行ったほうが良いです。
役場が遠方の場合は郵送で申請が出来ます。その要領などは申請先の役場に確認してください。

納税証明書などは窓口で申請した場合、それほど時間はかからずに発行されます。

国籍国の(日本国内にある)総領事館では、ほとんどのところは日本語で対応してくれると思います。
韓国籍の場合、日本国内の韓国大使館や総領事館に行く前に、登録基準地を把握しておいてください。
多くの場合、韓国に戸籍制度があった頃の本籍地が現在の登録基準地になっていると思われます。
もし手元に、何らかの手続きの際に取った韓国の戸籍があれば、それを見ると分かる場合があります。
そういった戸籍などを今まで取ったことがない場合は、親族の方でどなたかが持っていないかどうか聞いてみてください。
戸籍について何ら手がかりがなければ、自分の出生届書謄本や両親の婚姻届書謄本などを取ってみると、そこに本籍地と思われるものが書かれているときがあります。
それでも分からなければ、外国人登録原票の写しを取り寄せてみてください。
そこに本籍地と思われるものが書かれているときがあります。

家族関係登録簿等の証明書の申請はともかく、除籍謄本を請求するにあたっては、法務局が必要としている除籍謄本の範囲を理解しておいてください。
そうしなければ、二度手間になります。

国籍国の書類には日本語の翻訳文が必要です。
自分で正確に翻訳ができる場合は良いですが、できない場合は、翻訳ができる親族、友人・知人、翻訳業者にお願いしてください。
翻訳文の余白には翻訳した年月日、翻訳者氏名・住所・電話番号を記載し、捺印してください。

必要書類一覧表にある書類がそろったら法務局に予約を入れて、そろえた書類を持参してください。
このとき、不足している書類があったり、法務局が指示した書類と違うものを取得していたりした場合は、すみやかに必要な書類を取得してください。

必要書類がそろったら、帰化許可申請書や履歴書、生計の概要、自宅付近の地図などのフォーマットを渡されますので、これらに記入することになります。
法務局から帰化許可申請の手引きをもらうと思いますので、よく読んで記載してください。

書類の作成が終わったら、すべての書類をコピーしてください。
帰化申請時には法務局に原本とコピーを提出することになります。
できれば、コピーは2部しておき、そのうち1部は自分用の控えしておくことをお勧めします。

書類を束ねる準備は帰化許可申請の手引きに記載がありますので、そのとおりにそろえてください。
そうしないと申請時において法務局の担当者が書類のチェックをするのに時間がかかります。

ここまでくれば申請の準備ができましたので、法務局に申請の予約を入れてください。
要領よく必要書類を集め、書類を作成できれば、2週間程度で申請準備を整えることも不可能ではありません。
もちろん、申請者の状況によっても申請の準備に要する期間は異なります。

予約の日時になったら法務局に書類の原本とコピーを持参して提出してください。
書類が正しくそろっているか担当者がチェックをします。
そして、帰化許可申請書に日付の記入や署名、宣誓書への署名を求められます。

これで帰化申請が終わりました。
通常だと、この数週間後に法務局で面接が行われます。面接の日時などは法務局から連絡があります。
ただし、高校生や大学生など平日の昼間に面接のために法務局まで来るのが難しいような事情がある場合は、あらかじめ法務局の担当者に伝えておくと、事情を考慮して申請時に面接も行なってくれるときがあります。

面接が終わると、あとはひたすら審査の結果が出るまで待ちます。
帰化が許可された場合は官報に掲載されるので分かりますが、一般の方は官報を見る機会はなかなか無いと思いますので、法務局から連絡があるのを待ちましょう。
一般的に申請をしてから許可されるまで数か月はかかります。
審査期間中に引っ越しや婚姻、出産など申請時の状況から変化があった場合は法務局に連絡してください。
海外に行くときも同様です。

帰化が許可されると法務局から、その旨の連絡があり、帰化者の身分証明書を取りに来るように指示がありますので、法務局に行ってください。
そのあとの手続きのことは法務局の担当者から説明があります。
帰化者の身分証明書をもらったら、すみやかに同証明書を持参して本籍地またはお住まいの地域の市町村役場に行って帰化届を出してください。
そうすると戸籍が編製されます。

特別永住者証明書や在留カードの返納も忘れずにしてください。
入国管理局に返納します。

また、国籍によっては国籍国の日本国大使館や総領事館などで国籍喪失の手続きをする必要があります。

必要に応じて、国籍や氏名の変更届をしてください。
例えば、運転免許証、不動産の所有者の氏名変更などです。