帰化申請が不許可になったらどうする?
帰化申請後の審査期間中に,法令違反により刑罰の処分を受けた場合(帰化申請者本人だけでなく生計を同一にしている人や帰化申請者本人が役員をしている会社が処分を受けた場合も含む)や頻繁に交通違反を繰り返したりした場合は帰化申請が不許可になる場合があります。
帰化申請が不許可になったらどうすれば良いでしょう。
法務局で帰化申請が受理された場合は,審査期間中に問題が発生したり新たな事実が判明したりしなければ,許可される見込みは高いと思います。
もちろん、帰化申請の時点(正確には事前相談の時点)で法務局の担当者にご自身のこれまでの経緯(犯罪歴や交通違反歴、税金の納税状況など)を正直に申告していることが前提です。
それでも帰化が許可されないということは、当然それなりの理由がある筈ですから法務局に相談してみて下さい。おそらく理由は教えてもらえない(と言うより法務局の担当者も分からない)と思いますが,親切な担当者であれば何らかのアドバイスがもらえるかも知れません。
法務局の担当者に相談しても,原因がよく分からない場合は,行政書士 武原広和事務所に御相談ください。
不許可の事由によっては一定期間が経過すれば、もう一度申請できる場合があります。
過去の経歴はどうしようもないですが、これから帰化申請をしようとお考えの方は、自動車・オートバイ等を運転するときは交通法規を守り、各種税金・保険料などの支払いはきちんとなさって下さい。
調停や裁判などは終了してから帰化申請をしてください。
帰化申請者本人だけでなく,同居している配偶者など生計を同一にしている人も審査されますので注意なさってください。