帰化申請の面接
帰化申請当日から面接日までの流れ
帰化申請の必要書類が揃い,帰化申請書類も作成し,すべての書類の正副二通が用意できたら(行政書士 武原広和事務所に帰化申請を全面的に御依頼になった場合はこれらの作業は当方がします)法務局に電話して申請予約をしてください。
帰化申請ができるのは平日のみです。
帰化申請当日は,法務局の担当者が提出書類を確認していきますので,大体1時間ほどかかると思います。同時に複数人で申請する場合は書類も多いと思いますからもっと時間がかかるかも知れません。
法務局の担当者も人間ですから色々な種類の書類がバラバラになっていると当然ながら確認に手間がかかりますので,できるだけスムーズに申請を受け付けてもらうためには法務局から指示されたとおりの順番で書類をまとめておくことです。
当方に御依頼になりますと担当者が確認しやすい順番で書類をまとめてお客様にお渡しいたしますので,あとはその書類を法務局に持っていくだけで結構です。
法務局の担当者が提出書類を確認すると帰化申請が受け付けられ,受付証が渡されます。
足りない書類がある場合は,後日,法務局に郵送するか持参して提出します。
帰化申請の面接
帰化申請が受け付けられたら法務局の担当者が提出された書類を読み込みます。
そして後日,担当者から「面接をするのでご都合はいかがですか?」といったような電話がかかってきます。
もちろん法務局側にも都合がありますから,いつでも良いわけではありませんので,担当者と申請者のお互いの都合の良い日時ですり合わせをすることになるでしょう。
帰化申請日から面接日までの日数は,申請した法務局によってずいぶん違いがあり,申請日からわずか数日で面接をする法務局もあれば,申請者が多い法務局や人員に余裕がない法務局だと数か月後になることもあります。なかには前もってすべての書類を提出させておいて帰化申請と面接を一緒にしてしまう法務局もあります。
面接は平日に行われますからお仕事などをなさっている方はお休みや半休などを取る必要があるかも知れません。
高校生や大学生,専門学校の学生などの場合は,夏休みなど学校が長期休みのときは別として,面接のために学校を欠席しなくて済むように帰化申請日に面接もしてくれる法務局もあります(あくまで法務局の担当者の配慮によります)。
面接は一人一人個別に行われます。行政書士など第三者が同席することは認められませんが,障がい者など配慮が必要な場合は家族などの同席が認められる場合があります(法務局の判断によります)。
面接の時間が大体1時間程度ですが,申請者によってはもっと時間がかかるかも知れません。
帰化申請の面接で何を聞かれるのか
生まれてから帰化申請の面接日まで人それぞれにヒストリーがありますから面接で質問される内容も人それぞれです。
提出した書類の内容に関して確認されたり質問されたりすると思いますが,その他の質問もされると思います。
当方もこれまで帰化申請を御依頼いただいた方から,面接で質問された内容をお聞きしておりますが,噂が独り歩きするかも知れませんのでウェブページに掲載することは避けますけれども御希望でしたら帰化申請を御依頼いただいた方に限定して参考までにアドバイスしております。
面接が終わったら
面接が終わりましたら,あとはひたすら審査結果が出るまで待つことになります。
面接の結果,追加の書類を提出するように言われることもあります。
審査結果が出るまでおそらく数か月はかかると思いますが,その間に下記のように帰化申請時と状況が変わったら直ちに法務局に連絡してください。
・引っ越し(住所変更),電話番号の変更
・退職,転職,勤務先の追加など仕事関係の変更
・婚姻,離婚,出生,認知,死亡,養子縁組,離縁届等による身分関係の変更
・在留資格の変更,在留期限の変更
・交通違反をした,逮捕された,刑事・民事裁判や調停が始まった場合
・日本を出国する予定があるとき(出国する前に必ず法務局に連絡してください)
審査の結果,不許可となったら法務局から不許可通知書が郵便で届きます。
許可された場合は官報に掲載され,法務局から連絡がありますので,あとは法務局の指示にしたがってその後の手続き進めてください。